フレッツADSLの解約方法。費用や期間は？

2000年代に契約したフレッツADSLの解約することになり、その手順がすごく面倒だったのでまとめてみます。

電話１本で済んだプロバイダと大違い。笑

解約しようとNTTに電話してみました。

名義人が１等親以外の場合、変更が必要

まず答えから言うと、名義人か名義人の配偶者、もしくは名義人の子までじゃないと解約できませんでした。

名義人の場合は電話１本で解約できます。

名義人の配偶者の場合も電話１本で解約できます。

名義人の子の場合、契約している固定電話から身分証明をファックスして身分が確認できれば電話で解約できます。

名義人の孫、及び子以外の場合、名義人本人もしくは配偶者を電話口に出させ”住所氏名”等を答え、契約の変更を一任することを伝えてからでないと契約の変更・解約ができません。

私の場合、名義人死亡（名義変更せずに放置）で名義人の配偶者は電話に出れる状態ではなく、名義人の子に解約してもらおうと思ったら、まずは名義人変更してからでないと解約はできないと言われました。

（有無を言わさぬマニュアル対応。さすがNTT…固い…)

名義人の子なら電話できるはずですが、名義人が死亡していることがバレた場合は解約より先に名義人変更をしなければ何も話が進まないです。

（解約までの時間稼ぎ…)

ということで名義人変更をします。

NTT固定電話名義人の変更（個人）方法

NTTに電話をすると名義人変更書類一式が送られてきます。

こちらが記入する書類の見本です。

名義人氏名や、使用している番号などは簡単ですが、とても困ったのが”フレッツご加入の場合”記入する”お客様番号”です。

うちの場合は15年前に契約しているので、当時の申し込み用紙なんか探すのが大変…

(残ってるかわからないし、どこにあるかもわからないｗ）

ですが、このお客様番号はNTTに電話すれば知る事ができます。

さらに名義変更には提出書類が必要なようです。

”死亡の事実及び相続関係が確認できる書類”

いわゆる戸籍謄本や戸籍抄本です。

結構提出するものが多くて、すぐに準備はできませんね。

しかも昔はこれ以外にも、名義人が死亡した場合相続人全員の印鑑証明なども必要だったようです。

それを知っていたのでうちは名義変更せずにいたようです。笑

でもその結果が今回のフレッツADSLをすぐに解決できない問題になったので、名義変更は早めにするべきですね。

フレッツADSL解約手順

①まずプロバイダを解約する

フレッツADSLはプロバイダを別で契約しているはずなので、プロバイダの方を先に解約します。

プロバイダはネットでしか解約を受け付けていない場合も多いので、ネットが使えるうちに先にプロバイダを解約しましょう。

②NTTのフリーダイヤルに電話する

解約したい旨を伝えると、必要事項を聞かれます。回線の契約者の名前、電話している人の名前と契約者の関係、利用している電話番号、住所、支払い方法などです。

前述の通り契約者と１等親以外の場合は本人に電話を代わる必要があります。（最近はすこし厳しくなったようです）

③解約の詳細事項の確認

契約の確認が取れると、解約の詳細の話になります。

ネット回線を止める工事をする日取りを決め、料金は日割り計算になります。

工事の日程は最低でも１０日くらいかかります。日程は急がなければ融通が利きます。

④解約工事

ネット開通時と異なり、家に訪問して何かを工事するということはありません。なので立ち合いの必要もありません。

最寄のネット基地局から回線を遮断するだけなので、工事の日にちが過ぎればネットは使用できなくなります。

⑤電話共用型の場合は配線をつなぎ直す

電話とフレッツADSLを利用している場合は、家に引き込んである配線がモジュラージャック→スプリッタ→モデムと電話に繋がっているので、モジュラージャックから直接電話機につなぐ事で、電話は引き続き使えます。

赤○が電話線、青○がネット回線です。

ネットの回線の遮断が完了したら赤い線を抜いて、このスプリッタ自体も外して、赤い線をそこに繋ぎ直します。

⑥モデムをレンタルしている場合は返却する

解約を伝えると２・３週間後位までに返却キットが送られてくるので返送します。

日本郵便のサービスなので、郵便局及びローソンから発送できます。

料金はかかりません。

まとめ

数年前から新規でのADSL加入を受け付けておらず、既存のユーザーも減っている状況でADSLの解約は情報が少ないので参考になればと思います。

名義人変更が必要な場合などもありますので、時間には余裕をもってNTTに問い合わせる事が重要です。（日程はわりと自由が利くので自分の都合のよい日にできます）

光やポケットwifi、格安SIMが主流ですが、最低限のネットが使えれば良かったり、光回線の範囲外の場合はADSLがネットの生命線の場合もあります。

しかし今後NTTが維持費のかかるADSLサービスを持続させるかもわかりません。キャンペーンを使えば格安で光回線も利用できますので、余裕のある方は乗り換えを検討してみてもいいかもしれません。